看護学部3年生前期の必修科目「老年看護の方法Ⅱ」では、後期から始まる実習に向けて、実践に近い学びを目指しています。先日行なったコミュニケーション演習では、教員扮する模擬患者「リハビリテーションに消極的な高齢患者の白濱さん」を相手に、代表学生が臨地実習さながらにコミュニケーションを図りました。
その後、全員で意見を交わし、高齢者に寄りそったコミュニケーションとは何かを考えました。ディスカッションでは「患者のネガティブな言葉を否定したくなるが、受けとめることも必要だと感じた」「言葉の裏にある思いを理解することが必要だと思った」との意見がありました。本科目では、看護過程演習等で高齢者の個別性に合わせた看護についてさらに深く学んでいきます。