看護学部3年生42名のチョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)での学修の様子と1泊研修の報告が届きました。
引率の教員からの現地報告
チョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)での生活にも少しずつ慣れ充実した時間を過ごしています。
この日は、レクチャーシアターにて地元の看護学部を有する大学(Canterbury Christ Church University)よりゲストスピーカー(レイチェル先生)を招き、イギリスの看護師の制度や看護師になるための学習について学びました。
授業以外のフリータイムには、習った英語を駆使して買い物や老舗のパブへ行き注文。優しいお店の方、常連客の地元の方と交流できました。週末にはロンドンやドーバーへの小旅行や、チョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)から徒歩圏内のカンタベリー市街で散策や買い物など充実した日々を送っています。
2週目の後半には1泊研修へ。良いお天気に恵まれました。
1日目はナイチンゲールの墓所であるセントマーガレット教会やセントクロスホスピタルを見学。ハンプシャー州のウィンチェスター大学の学生寮に宿泊しました。
右:セントマーガレットチャーチの看板
2日目はロンドンを訪れ、ナイチンゲール博物館や900年の歴史を誇るセントバーソロミュー病院を見学。ナイチンゲール像、メアリー・シーコール像前で写真を撮りました。
メアリー・シーコールとは、19世紀に活躍した女性看護師で、医師であるジャマイカ人の母とスコットランド人の軍人の父を持ち、当時の社会で性別と人種の壁に直面しつつも、クリミア戦争において医療・看護に貢献した人物です。
(池田法子 E. N. Anionwu『メアリー・シーコール小伝 -看護師・学生のためのリソース』 (英国看護協会、2005年、p.46)より)
3週目には医療英語の授業内で「MEDICAL ROLE PLAY」が行われました。「MEDICAL ROLE PLAY」とは、チョーサー・カレッジ・カンタベリー(CCC)の教職員が患者役となり、学生は症状を聞き取り、状態をみながら必要な計測や処置を考え説明しながら実施するという一連の流れを学修する英語を使う授業です。患者役の先生方・スタッフの方の迫真の演技に圧倒されつつ、習った英語やジェスチャーを駆使してグループで協力し合って対応し、達成感にあふれたひとときでした。