2019年10月1日、本学から8名の無人航空機操縦士(ドローンパイロット)が誕生し、2020年2月10日に技能認定の証授与式が行われました。
本学が行う「無人航空機操縦技能認定」は、全30回(45時間)の講義に全て出席し、知識と操縦技能試験の両方が合格基準に達している場合に取得できます。知識と技能を第三者の証明で得られることで、国土交通省へ飛行許可や承認申請を行う際にも役立てられます。認定証を手にした学生からは、「ドローンの操縦技能を生かせる仕事に就きたい」「ドローン産業に携わりたい」という声が聞こえました。
ドローンパイロット取得までの授業風景の様子
人口密集地に当たらないという地の利を生かした屋外練習場、大学施設を利用した屋内練習場、シミュレータがあり、十分な操縦技能の練習ができる恵まれた環境が整っています。操縦演習の他にも、「航空法」や「小型無人機等飛行禁止法」といった関係法令や条例の学修に励み、1期生8名が合格しました。
2020年度は、空撮で活躍されている方、農業で活用されている方、測量や点検で活用されている方など、第一線で活躍されている方から学ぶ「ドローン産業論」を準備しています。夜間・目視外・物件投下の訓練を行う「操縦技能認定(上級)」や、空撮の技法を訓練する「用途別技能演習(空撮)」、農薬や粒剤散布のための「用途別技能演習(農業)」、データの三次元化や測量を学ぶ「用途別技能演習(測量)」、さらに業務用の無線を扱える国家資格に対応した講義などを準備しており、操縦士を養成する大学のパイオニアとして、業界への貢献と学生への期待に応えます。