留学を終えて
私が留学を決意した理由は、小さい頃から海外での生活に憧れがあったからです。現地の人々と話したり遊んだり、交流することに魅力を感じていました。そして今年、コロナウイルスの影響で延期になっていたイギリス留学が再開したことをきっかけに、参加を決意しました。
留学前の私は英語がとても苦手でした。中学生の頃から英語の授業についていけなくなり、高校では工業高校だったため、ほぼ英語の授業が行われていませんでした。そのため留学前に勉強しておこうと英語の授業を履修したのですが、まず基礎を理解していなかったため、一から勉強をしました。そんな感じで基礎もあいまいなままに留学したわけですが、イギリスで現地の人たちと交流したりネイティブの英語を聞いたりしたことで、少しずつですが英語力が向上してきたと実感しています。
留学先の授業では初めにクラス分けがあり、個々のレベルに合った授業を受けることができました。同じぐらいの英語力の人たちが集まるので、お互いに教え合ったりして、日々互いを高め合うことができ、とても良い刺激になりました。個人差はあるものの、留学当初と比べ今ではみなリスニングもリーディングもライティングもスピーキングもとても上達したと思います。私に関しては英単語ばかり勉強していたので語彙力はつきましたが、スピーキングやリスニングは壊滅的なので、今後はその2点の向上を目標に頑張りたいと思います。
イギリスに来た当初、時差ボケの影響で食事の時間に全くお腹が空きませんでした。しかし、一週間ほど経つと慣れたのか、普通にお腹が空くようになりました。楽しかったことは、クラスのみんなとロンドンに旅行したことです。みんなでどこに行くのかを計画するところからスタートしました。ロンドンの街並みは写真や動画を見て知っていましたが、実際に行ってみると、写真だけでは伝わらないすごさや迫力がありました。思い出になったことは、私たちの留学中にエリザベス女王が亡くなり、バッキンガム宮殿に多くの追悼者が並び、沢山の花がお供えされていたことです。私たちはすごい時期に留学に来て、日本では感じられない貴重な体験をしました。そしてイギリス人がどれだけエリザベス女王を慕っていたのかを実感しました。
私は今回の経験で「留学っていいな」と感じ、もう一度他の国へ留学に行きたいなと思っています。
いろいろなことがあった留学生活でしたが、楽しかったことも苦しんだことも良い思い出です。この経験を活かし、次の留学先での生活や学習、勉強の仕方も変えて行こうと思います。