教員採用試験 合格体験談

再起

 悩みや不安を多く抱える中学生の時期。親身になって接して下さった担任の先生の姿に強い憧れを抱き、私は教師を目指しました。
 大学入学後、新型コロナウイルス感染拡大により約2年間、遠隔授業を受けてきました。思い描いていた大学生活とは異なり、教師という夢を実現できるのかという不安や、本当に教師になりたいのかという迷いを重ね過ごしてきました。
 対面授業が始まり、そういった思いは更に強くなりました。コロナ禍により、続く制限された生活、寮生活による人間関係などを言い訳に、私は教師という夢を一度諦め、退学を考えました。しかし、家族や友人からの温かい励ましの言葉や、先生方の手厚いご指導を受け、「こんなにもサポートしてくれる今の環境で努力できなければ、自分はどこに行っても通用しないのではないか」と強く感じました。それから私は、家族や友人、先生方への深い感謝の気持ちと、ふるさと秋田で教師になりたいという強い思いを持ち続け、勉学に励みました。その結果、秋田県から合格を頂き、私にとって大きな自信へと繋がりました。
 来年の4月、ついに教壇に立ちます。この経験を基に、私が理想とする「生徒が挑戦しようと思うきっかけを与えられる教師」を目指し、常に学び続けていきます。

 

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