人から学ぶ
教員になることに迷いがあった私は、3年生の冬に教員採用試験に向けての勉強をはじめたため、周りの友達に遅れをとっていました。
初めは、その遅れから「頑張っても無駄かもしれない」と少し諦めていました。いくら勉強しても過去問の点数は上がらず、力がついた実感も湧かない。周りと比較してできないことに焦りと不安を感じ、なかなか集中して勉強ができずにいました。
しかし、その後も勉強を続けられたのは一緒に勉強してくれた友人の存在があります。その友人は早い段階から自分の課題を見つめ直し、その克服に向けて努力できる人でした。その姿を見ていると、「自分にはまだできることはある」「まだ時間はある」とポジティブに考えられるようになっていきました。
そして、私も自分を見つめ直し、少しずつ力をつけ、第一志望である新潟県の中学校社会科で合格をいただくことができました。
私がこれから教員採用試験に臨む人に伝えたいのは、「焦らず、地道に自らの課題を克服すること」「人と比べるのではなく、人から学ぶこと」の二つです。