「好き」を活かせる教師に
私が教員採用試験に合格できた理由は2つあると考えています。
1つは、教員採用試験の合格と、その先の教師としての力を身に付けるために、努力を続けてきたことです。特に、人前で話すことが苦手だった私は、二次試験の面接練習などに力を入れて対策に取り組みました。上手く話せずに諦めてしまいそうになりましたが、一緒に取り組んでくれた友人や、熱心に指導してくださった先生方のおかげで、乗り越えることができました。
もう1つは、自分の「好き」を武器にして、大学生活を過ごしてきたことにあると考えています。私は、叶うのならばメダカの道に進みたいと思うほど、メダカが大好きで、所属している環境科学サークルで、4年間メダカの飼育を続けてきました。その中で、ただ飼育するだけでなく、その飼育の中で生まれた疑問や課題を、ゼミの活動を通したポスターの作製や、市内のこどもたちを対象とした科学教室を通して、好きを広げ、形にしていきました。この経験は、二次試験の面接で話すことができただけでなく、今後、教師としてこどもたちの探究心を育むためにも活かせると考えています。ぜひ、自分の中の好きを見つけてみてください。