仲間とともに
教員採用試験の対策をしている期間はつらい日もありました。昔から抱いてきた「小学校教師になりたい」という夢をかなえるための勉強だとわかってはいても、集中力のない私にとって一日中一人で続けることは難しいものでした。それでも、教員採用試験に向けて毎日努力を続けられたのは、周りで頑張っている友人の存在があったからです。
寮生活では同じ夢を持つ仲間が常に近くにいます。わからない問題を教えあったり、伸び悩んだときには励ましあったりと、互いに協力して前に進むことができました。一日にどのくらいの時間、学修したか報告しあったりもしました。私は面接が特に苦手で、友人が面接練習に誘ってくれるまでは逃げるように教職・一般教養の過去問題などを解いていました。小論文も友人が「この日までに何枚書けるか競争」と言ってくれなかったら、ほとんど手を付けないまま本番に臨んでいたような気がします。
来年からはそれぞれの自治体で教師としての道を歩んでいくことになります。直接会うことは少なくなってしまいますが、きっと仲間は頑張っていると信じて、私も子どものために精一杯頑張っていく決意です。