源
私が採用試験の試験官なら、どんな人材が欲しいかと考えることから始まった。私は、今まで多くの尊敬できる先生方と出会った。だからこそ、その先生に並びたい、追い抜きたいという強い思いがある。その第一歩となる養成段階で、合格に辿り着けたのは次の要因にあると考えられる。
ひとつは、専門性である。私は、プログラミング教育を学ぶためにプログラミング教室の講師を経験した。また、「ちば！教職たまごプロジェクト」やボランティアを通して子どもと接する機会を多く得た。
次に、逆境に負けない力「レジリエンス」を身につけたことである。伸びない成績と闘いながら、ここまで這い上がってきた。自分の弱さ、甘えに打ち勝ち、辛い勉強も乗り越えることができた。
最後に自分自身が合格できた1番の要は、寮生活や、離れた家族、先生方の支えである。ひとりではこの合格通知を手に入れることはできなかった。「教員採用試験はチーム戦」と言う意味がやっとわかった。私の周りには、忙しい時間を割いて応援してくださった先生方、自分の合格にこんなにも喜んでくれる大切な人がいる。この環境に感謝し、教員としてさらに上を目指していきたい。