合格のためか、良い教師になるためか
この大学で経験した、寮生活や夜間学修、イギリス留学などは教員採用試験の面接において大いに役立ちました。しかし、4年生になってから、これらのことは試験に合格するためにやってきたのかと、ふと疑問に思いました。私はそれまで、秀明大学ならではの経験は、面接で役立つくらいにしか考えておらず、実際の面接でアピールできたことも事実です。
この疑問は、ある先生の言葉を聞いて解消しました。「『どんな教師になりたいか』ではなく、その5年、10年先を見据えて『どんな教師でありたいか』を意識しなさい。意識するだけで、しない人と大きな差となるでしょう」、この言葉を聞いた時から、平日と休日とに関係なく早寝早起きをし、夜は自分に足りない勉強をひたすらし、イギリス以外にも韓国や中国など様々な国について学修して、理解するようになりました。これらは教師になってからも続く生活習慣であり、必要不可欠な学び続ける力だったことに気付きました。「どんな教師でありたいか」を意識してからは、行動が大きく変わり、教師の道も切り開くことができました。
「あなたはこの先、どんな教師でありたいですか?」